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鬼龍院花子の生涯のscarfaceのレビュー・感想・評価

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)
4.0
東映といえば任侠モノですが、女性客の不入りに悩み、起死回生を狙った作品。また、五社英雄の復帰作でもある。そして、夏目雅子がパセドー病を患い撮影中に入院する事がありながらも命がけで演じ切った作品。(公開3年後に27歳で亡くなる)さらに、松竹の看板女優として東映のイメージとはかけ離れていた岩下志麻がヤクザの姉御を演じ、極妻シリーズ誕生のきっかけとなった作品。

こういったエピソードを聞いて、映画ってのはやっぱり裏に様々ドラマがあるな〜とつくづく思いました。あと文学座系列の事務所に属していた夏目雅子の出演許可を東映社長が自ら杉村春子に取ったって話も胸熱。本当かわかんないけど笑

肝心の感想ですが。。
ストーリーとしては、鬼龍院家に引き取られ極道一家の養女となり、一家の運命に翻弄される松恵(夏目雅子)の波乱万丈の人生を描いてます。
ただ、親分役の仲代達矢の鬼気迫る演技がハンパなくて主役を持っていかれている感あります。前半は子役というのもあるけど。それでも終盤に向けて夏目雅子の凄みがどんどん出てきます。終盤、ふとした瞬間なんですが、父である仲代達矢に対して夏目雅子が見せる涙に本気を感じさせられました。あ、「これマジだ」と感じました。やっぱ命を削って本気で生きてる人ってなんか違うし、わかっちゃうよなと。
自分もがんばんなきゃ。