「トト・ザ・ヒーロー」に投稿された感想・レビュー

のび
のびの感想・レビュー
2017/01/21
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この物語は、自分で自分の人生に評価を下してはいけないし、自分にとっては何気ないことでも、他人から見ればそれはかけがえのない幸福なのかもしれないことである、ということをわたしたちに突きつける物語だと言えるだろう。

あまり幸福とは言えない子ども時代を過ごした主人公のトマが、向かいの家のアルフレッドに羨望と恨みを抱き、本当はアルフレッドと取り違えられたのだ、自分の本当の人生はアルフレッドとして生きることだったのだと思ってしまっても、仕方ない面はある。

でも、トマがそんな悲しみを抱いているからこそ、姉のアリスとの関係は純粋で美しいし、父親がピアノを弾いて歌う場面は、ひときわ明るく輝いて見える。他人から見ればそれはかけがえのない幸福なことなのだと、老人になったトマがようやく人生の最後にそう気付いた。

そこでようやく、老人トマは幸福に包まれて自分の人生を全うすることができたのだ。わたしたちの目から見ると、それはひどく手遅れにも見えるが、トマにとってはそれだけで十分幸福だったはずだ。
andrew
andrewの感想・レビュー
2017/05/20
3.0
この監督作は他に
ミスター・ノーバディを観たが
結局は共通して "運命" "トラウマ"
みたいな事がテーマのよう。
幼少期の記憶って映像化すると
カラフルで 奇妙で 嘘のようで
それだけで芸術的になる。
ちなみにカラックスの一作目
ボーイミーツガールのヒロイン
ミレーユ・ペリエがでてます。
可愛い。
ルネ
ルネの感想・レビュー
2017/05/07
3.0
1991年。 監督・脚本はジャコ・バン・ドルマル。

老人ホームで暮らすおじいさんが、半生を回想しつつ自分の人生を取り戻そうをするお話。

幼き日の姉への憧憬や嫉妬が、なんか観てて胸が苦しくなった。 そして姉に似た女性に恋をしたりもして、ノスタルジックかつもう戻れない感がせつないです。

老いていく悲しさを目の当たりにして、色々考えさせられました。
らげんと
らげんとの感想・レビュー
2017/05/03
2.3
老い先短い老人であるトマは、老人ホームを抜け出して幼馴染であり病院で自分と取り違えられた富豪のアルフレッドに復讐と称して殺しに行くという物語。
単調なホームでの生活を句読点のように活かしながら、過去のエピソードを描くという手法は、もしかしたら全部トマの妄想なんじゃないか……という疑いすら抱かせるものの、ソレがむしろトマとアルフレッドのターニングポイントを浮き彫りにする効果を生み出していた。
でも、本当にもう妄想なんじゃないか……としか思えなかったトコロが残念。その分、トマの最後の選択が絶大な印象を残してはいるんだけど、前半のまとまってない感じが少し辛かった。
AyAko
AyAkoの感想・レビュー
2017/04/15
3.7
本当はこれと同監督のミスターノーバディーが観たかったが近所のTSUTAYAに置いてなかったので諦めてこちらを鑑賞。

主人公の子供の頃の記憶と現在、子供の頃の夢(リアタイでの主人公での妄想でもある)が入り混じっている作り。

主役がおじいさんだという事もあってか、観てて悲しくなる映画だった。
ネタバレは書きたくないのであまり説明出来ないが、最後のシーン、トトは念願のヒーローになるがよくよく考えてみればあれは結局、ハッピーなのかハッピーじゃないのか…。まぁ、本人がそれでいいならいいか…と言う感じ。

お姉ちゃんとトトが2人きりでいるシーン。観ていてめちゃくちゃドキドキする。直接的な描写はないが非常にエロい。

人を選びそうな映画ではあったが私は好きでした。観ていてそこはかとない悲しさを覚えるけど。
Go
Goの感想・レビュー
2017/04/14
3.4
記録
KonKon
KonKonの感想・レビュー
2017/04/14
3.8
記録
YUCHI
YUCHIの感想・レビュー
2017/04/12
3.6
奇妙な話だがなぜか印象に残る作品だった。
合う人合わない人いると思うけどもう一度見て判断したいかな。
ももじり
ももじりの感想・レビュー
2017/04/04
3.6
アンニュイオブアンニュイな映画だった。悲しい音楽から始まって、やがて主人公の妄想だと気づく幼少時代のことなども描かれてる。陽気なBGMの代わりに内容が重い

いろんな人も言ってるけど、結局人間は隣の芝生が青く見えるし、他人が羨ましくなる生き物だと思った
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