「トト・ザ・ヒーロー」に投稿された感想・レビュー

のび
のびの感想・レビュー
2017/01/21
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この物語は、自分で自分の人生に評価を下してはいけないし、自分にとっては何気ないことでも、他人から見ればそれはかけがえのない幸福なのかもしれないことである、ということをわたしたちに突きつける物語だと言えるだろう。

あまり幸福とは言えない子ども時代を過ごした主人公のトマが、向かいの家のアルフレッドに羨望と恨みを抱き、本当はアルフレッドと取り違えられたのだ、自分の本当の人生はアルフレッドとして生きることだったのだと思ってしまっても、仕方ない面はある。

でも、トマがそんな悲しみを抱いているからこそ、姉のアリスとの関係は純粋で美しいし、父親がピアノを弾いて歌う場面は、ひときわ明るく輝いて見える。他人から見ればそれはかけがえのない幸福なことなのだと、老人になったトマがようやく人生の最後にそう気付いた。

そこでようやく、老人トマは幸福に包まれて自分の人生を全うすることができたのだ。わたしたちの目から見ると、それはひどく手遅れにも見えるが、トマにとってはそれだけで十分幸福だったはずだ。
hayashi
hayashiの感想・レビュー
2日
3.0
人間らしさ溢れる作品でした。アリスにそれほど魅力を感じなかったのが残念。ミュージカルっぽいあの曲が頭から離れません〜
KAZU
KAZUの感想・レビュー
4日
4.5
記録
アタフ
アタフの感想・レビュー
5日
3.7
ジャコ・ヴァン・ドルマルという監督の映画は"子供の視点からの家族"というものが描かれることが多い。

『ミスター・ノーバディ』では離婚した両親のどちらについていくか。

『神様メール』では神である父親への反抗。

そしてこの『トト・ザ・ヒーロー』では、
赤ちゃんの時病院で両親に取り違えられてしまったために不幸になってしまったということ。

この映画は取り違えられてしまったため不幸になったと思っている老人トトが取り違えられた相手のアルフレッドを殺しに行く話と、トトの幼少期からの人生が交互に展開される。

トトの過去の記憶は不幸と憎しみの記憶だ。
小さい頃はダウン症の弟と同じくいじめられっ子で父親は事故でいなくなり、母親は父を探すために家を出る。頼りになるのは姉のアリスのみ、トトは姉が大好きだった。だがその姉もいじめっ子のアルフレッドと仲良くなり始める始末、怒りに震えるトト、殺してやる!殺してやる!アルフレッドへの憎しみが増してゆく。

父親がピアノを演奏し歌い姉がトランペットを演奏する「Charles Trenet」という曲がこの映画では何度も流れる、明るく楽しい記憶としてとても印象的。この曲が流れるシーンはなんだかノスタルジックでとても好きなシーン。こんな感じの音楽の使い方は『ミスター・ノーバディ』でもありましたね。

『トト・ザ・ヒーロー』という題名ですが、最後の最後でトトはヒーローになる。オシャレな雰囲気を持ちつつも大きな悲しみを持つ映画でした。僕はなかなかの名作だと思います。
sy
syの感想・レビュー
6日
4.2
記録
b
bの感想・レビュー
2017/03/14
3.4
テーマソング、口ずさみたくなります。
ブンブン。
アリスがただただ美しい…
カズキドイ
カズキドイの感想・レビュー
2017/03/12
-

このレビューはネタバレを含みます

なんにも救われないじゃないかと思いながら見てたら、最後にはすべて救われた、なんてこった
トマは自分自身を発見しただけでなく、取り替えられる前に戻り・そして自分の策略によってアルフレッドを殺しさえした…欲張りなやつだ! 人生欲張りでいいかもな!
綾野ゆう
綾野ゆうの感想・レビュー
2017/03/07
3.0

このレビューはネタバレを含みます

一部ミュージカルっぽいシーンや、なぜトマは生まれてすぐの記憶があるのかなど、引っかかる点もあるが、後半からは話に入り込めた。
ただ、トマは老人の姿、少年の姿、青年の姿と3人出てくるので切り替わりについていけなかった。
トマもアルフレッドもアリスを生涯追い求めることになるが、そこまでアリスに魅力を感じなかった。
エヴリーヌが2人に愛されてたのはアリスに似てるというだけだったのでかわいそうかと思ったけど、アルフレッドがいるのにトマと浮気してたし同情はできないか。
度々映画のシーンも入るから余計にややこしい。
美濃部典明
美濃部典明の感想・レビュー
2017/03/04
4.0
人間らしくていい
モナ郎
モナ郎の感想・レビュー
2017/02/11
4.5
ユーモアたっぷりでオシャレに着飾っているけど、内容は容赦ねえ・・。
上手く言えないけど、10代の甘酸っぱいエロさと、年老いていくことの悲しみが、一つの作品の中に混在しているのでかなり心をえぐられる。「ミスターノーバディ」でも感じたけど、この監督、10代の初々しいエロ体験を描くの相当上手いと思う。観ている間、自分自身の時計の針を強引に10年前に戻されたり、50年後に進められたりされている感覚があった。
そして、ギリギリ救いのある話でホッとした。
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