「Hello Hello Daddy are you there ?」
「僕の心はCLEANなんだ!」
クリーンだからこそ病んでしまったのか・・生まれつきのものなのか・・
いや、周囲が狂っていただけじゃないのか・・
でもニコールの母だけは受け入れてくれた。
「フランダースの犬」のネロも、「7番房の奇跡」の彼も、「砂の器」の和賀も、たった一人の理解者を失い、世間の攻撃を受けてしまうわけで。
今作の設定・・
頭に受信機、指先に送信機を埋め込まれ施設に隔離されていた男。
これはメタファーであって、母でさえ理解しようとしない孤独な人間を可視化したということかなあ。
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しかしこの映画が1993年に作られていたことがショック。
まったく知らなかった。
最後の船からの通信が切ない。父の受信機への通信・・
「Hello Hello Daddy are you there ?」