クリーン、シェーブンの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「クリーン、シェーブン」に投稿された感想・評価

上映中、吐いてる人いてびっくり。
見に来なければよかったのに。
大分昔に観て「面白い」じゃなく「イテテテ…」という記憶しか無いのに何年も忘れられず最近になって見直した作品。

一言だと電波系作品。
精神分裂症の男が生き別れの子供を探してさ迷う様子と、幼女殺人事件を追う刑事の様子が交互に描かれる。

神経抉られるようなノイズ音と突然挿入される暴力的な罵倒、絶叫、悲鳴、怒りをぶつける男の姿、これらが主人公の見ている幻覚なのか現実なのかわからなくなる。
身体を抉るシーンもあり、ホラー作品の身体損壊より余程痛い。カミソリで切る行為が痛い、爪抉るのが痛い。サウンドと相まって頭が麻痺する感覚。

狂気と緊張感と精神分裂症の頭の中をそのまま体感してるよう。
見直ししてこの作品に出会えて良かったとしみじみ思った。見終わった後、頭の後ろがノイジーな音でズキズキした 笑
個人的に傑作。
統合失調症の主人公の、現世という名前の地獄めぐり話。
頭の中に盗聴器が埋め込まれていると思ってカッターで頭の皮膚切ったり、指切ったりするという、かなりアレな電波映画。
でも、なんか、こう……物悲しくて好きなんだよね、この映画。
最近は監督さん、TVドラマの『ホームランド』とか『キリング』とかの監督やってて、死んでなかったことにホッとした。

このレビューはネタバレを含みます

ロッジ・ケリガン監督による異色作。独房のような精神病院を出た、パラノイアに憑かれた青年ピーターの静謐な狂気を描いていくのだが、悲鳴や会話などの音声が唐突に挿入されるため、まるで狂気の人の頭の中を覗き観ているような感覚がある。
 ピーターには、亡くなった妻との間に一人の娘がいるのだが、祖母が養女として出してしまったがために、今は彼女を引き取った若い女に育てられている。ピーターは彼女を求めて新聞紙を窓に大量に張り付けたボロ車でさまようが、どうやら彼は道行く先々で少女を惨殺しているのだということが、明らかになってくる。
 非常に印象的なシーンなのは、図書館で各国の子どもたち載った画集を閲覧するところである。子どもの声がピーターの頭に鳴り響くのだが、彼の中では「子ども」への以上な執着がオブセッションになっているのだとわかってくる。
 特に目を背けたくなるのは、VHSのパッケージにもなっているバスルームで自分の頭皮をハサミで傷つけるシーンと、ナイフで自分の爪を抉りとって、突き刺すシーンである。このヒリヒリとした痛さが台詞の少ない静けさの中で際だって見える。彼は病院で、頭には小型の受信機、指には送信機を知らぬ間に取り付けられたのだと思いこんでいるのだ。
 やがて、ピーターは実の娘ニコルと再会を果たすが、その頃には、少女連続殺人事件を担当しピーターを追う刑事の手が迫っているのだった……。

 主演のピーター・グリーンの狂気、接写、幻聴の演出が冴える。静かな静かなあやうさ。
のうこ

のうこの感想・評価

5.0
異常なカットの飛び具合で、なにがなんやらわけわからんが、頭のおかしい男がなんとか娘に会いに行こうとする。
SatoEmiko

SatoEmikoの感想・評価

4.3
統合失調症の主人公が、自分を支配しようとする声とノイズだらけの世界で、おそらく病のために引き離された娘を一目みようと旅をする。

のこされたいくばくかの理性が垣間見える瞬間が辛く…最初から最後までまるで目の前に刃物を突きつけられてるかのようなギリギリ堪え難いほどの緊張感に満ちている。
それなのに、主人公の脳内を満たす声やノイズ、ぐるぐる回り続けるような映像は不思議と美しく、愛情すら感じる映画。

他の映画では味わえないスリルとテンションが好き。何度も観たくなる。
デヴィッド・リンチ系の電波映画。意味深なストーリーでそれっぽいですが退屈な感じでした。チラシのグラフィックはかっこよかったのに。
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