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ハリー・ポッターと炎のゴブレットのmiumiuのレビュー・感想・評価

4.0
原作を改めて読んで観直したので記録。


【以前の感想】
ファンタビ2作目に合わせてハリポタ追っかけ。こちらは原作未読、映画もたぶんほぼ初鑑賞の4作目。

ハリーも仲間も成長し、「ザ・青春映画」な4作目。それまで仲良く協力してきたハリーとロンの喧嘩、賢く勇敢なハーマイオニーのドレスアップ姿を見られるなど、青春映画のツボを押さえている。

新キャラクターがベテラン揃いだった3作目と違い、こちらは若手キャスト中心、追うのがなかなか大変だった。
セドリック役の『トワイライト』でおなじみロバート・パティンソンは認識。
「ハリーの初恋の相手、唐突すぎない?」とか、原作読んでいれば補完できるのかな…という場面が多々、だった…

大好きなレイフ・ファインズは今作から登板だったのね…(後になって知り、結果『死の秘宝』を今作より先に劇場鑑賞したのは、懐かしい思い出)


【追記 2022.11.6 再鑑賞】
原作小説をしっかりと読んだうえで再鑑賞。
原作はここから1作品が特に長くなるから、映画版は前3作と変わらない長さでまとめているだけである意味すごい。
かなり場面を端折ってはいるけれど、アクション要素の多い見せ場はしっかりと入っていた。

映画版初見のときにいきなり登場したように見えたセドリック・ディゴリーをはじめとするホグワーツの生徒たち、実際は原作だと前作から登場。
キャラクターの心の機微やそれぞれの関係性をしっかりと描いていて泣けるのは原作。死喰い人の詳細も原作を読んだ方がよく分かる。
ハリーの成長や、ずっと変わらない善性が伝わってくるのも原作のほう。
一方で映画版は、アクション多めのダークファンタジー+青春映画として楽しめる感じかな。

原作小説は闇の印や死喰い人、三大魔法学校対抗試合の課題の謎を解くミステリーとしても楽しめるけれど、そのあたり映画では描き方がスピーディーで、最初からネタバレしているのがちょっと残念と言えば残念だった。
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