ブタブタ

ハリー・ポッターと炎のゴブレットのブタブタのレビュー・感想・評価

3.5
映像化されたハリーポッターの中で一番好き。
しかし余りにも端折りすぎ。
原作は上下巻、文庫だと3巻分のボリュームをコレだけの時間に収めるのはどう考えても無理。
三大魔法学校対抗戦だけでも一本の映画になる位の長さと内容。
『死の秘宝』みたいに前後編にすべきだった。
クィディッチ・ワールドカップへと向かう一行。
移動キーによる空間転移、小さなテントの中は広い空間の四次元テント?
W杯会場であるアリジゴク型の巨大スタジアムなど魔法アイテムや魔法建築、ハリーポッターに於ける魔法が普通に存在する世界感がこれでもかと描かれていて、この冒頭の件だけで兎に角楽しくて仕様がない。
ホグワーツにやって来る二つの魔法学校、ダームストラング専門学校の潜水艦機能?迄持ってるバイキング船とボーバトン魔法アカデミーのペガサスが引く飛行馬車。
ファンタスティックビーストでも骨と皮のミイラタイプ?のペガサスが引く馬車が登場しましたが。
新キャラクターのロバート・パティンソン演じるセドリック登場等、豪華で盛り沢山なだけに速足でダイジェストの様でもあり肝心な所は飛ばしてどうでもいい様な場面に時間を割いてるのが勿体ない。
そしてハリー達が少年から青年期に移行するに従いドラコ・マルフォイの出番も役割も小さくなっていく。
これは矢張りドラコという「悪少年」を魅力的に描く事は子供達に悪い影響があるとの原作者の判断だと思う。
ヴォルデモート卿の復活でハリポタはここからどんどんダークファンタジーの色あいを強める。
自分は正直主役三人の色恋沙汰には興味無い。
光と闇の魔法バトルや魔法が存在する世界の美術や建築等々ハリーポッターで余り見られなかったこういった物は之からファンタスティックビーストで見られると期待してるのですが。

確か見たのは今は無き有楽町マリオンのTOHOシネマズ日劇にて。
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