<概説>
栄誉ある三大魔法学校対抗試合の三人の代表枠。その異例の四人目の代表として選ばれたハリー・ポッター。密かにヴォルデモート卿の陰謀の影がある中、ハリーはこの大会を無事戦い抜くことができるのだろうか。
<感想>
まさかの四作目の開幕が仲違い!!?
と最初今更尺稼ぎのような展開に悪い意味で仰天しました。ただ最後まできちんと視聴すると、物語が完全に走りだす直前の今だからこそやる意義のある展開でしたね。
ただそれを加味してもロンは今回ちょっと情けないゾ☆
これまで皆の英雄的なところばかり見ていたので、『賢者の石』序盤のクソナードなロンが見られてちょっと小市民的にほっこり。ハリーもまさかのカナヅチ疑惑だったり、ハーマイオニーは相変わらずかわいい。あとネビルはかなり成長しましたね。キャラクターの新しい一面が見られて退屈しませんでした。
とはいえ本作のメインテーマはそこには無い。一番のメインはヴォルデモート陣営の顔見せ。魔法世界の世界的規模の拡大も大事でしたが、一番はやはりソコ。胡散臭い奴だとは思っていましたが、アイツもやっぱりヴォルデモート陣営でしたし。楽しい。
これまで決壊寸前だった物語のダムの堤防を全力で粉砕し、ここからはいよいよ全力の坂道。前半戦のラストとして優秀の美を飾ってくれました。