1960年に東ドイツ、ポーランドの合作で製作された。
非常にローテクなSFものですが、金星に降り立ってからの描写は、チープながら探検のドキドキワクワク感あり、なかなか好みでした。
でも学祭のお化け屋敷レベルの手作り感です笑。スタッフが一生懸命小物を製作しているのが目に浮かびます。
内容としては、60年という時代背景もあって、核に頼るものは自滅する。反戦・反原子力色が濃い作品。
US版だと、ヒロシマあたりが大幅にカットされて、US都合で修正が入っているとのことで、フルで見れて良かったー。貴重!
人種もあえてバラバラにして、セリフからも戦後の平和がやたら強調されています。でも終盤の諸々の出来事は、なぜそのお国のチョイスなの?と勘ぐっちゃいました。
完成度がどうとかじゃなく、とっても好きな作品です。