馮美梅

王様とボクの馮美梅のレビュー・感想・評価

王様とボク(2012年製作の映画)
2.8
ミキヒコにはモリオという友達がいた。モリオは6歳の時、ブランコから転落して寝たきりに。

ミキヒコの18歳の誕生日の朝、モリオが目覚めた。

ミキヒコの恋人キエのプッシュもあって二人で病院に行ってみるけど、そこで再会したモリオはミキヒコのことがわからない。モリオが寝ていた12年の間に彼の周囲の環境も変わってしまっていた。

そしてモリオは施設に。
そしてある日、脱走しちゃいます。何せ知能は6歳で止まってますからね。って、毎日みたいです。近所の小学生に構ってもらいたいみたいですがシカトされております(笑)

ミキヒコは大学もバイトもやめて、モリオと生活するって言い出す。キエちゃん、怒りますよね。

でも、ミキヒコのモリオに対する気持ちを聞いてキエちゃん盛り上がっております(笑)キエちゃんちゃんとモリオの居場所探していた。相変わらずモリオは小学生達につきまとってる(笑)

塾の先生太郎(駿河太郎さん)さんだった(笑)すっかり仲良しになったモリオと小学生たち。

ミキヒコはモリオに会いに行った。脱走するモリオを見つけ尾行するミキヒコ。今日も子供達と遊んでるモリオ。子供達の方がクールで現実的。そして今回はちゃんとミキヒコのこと認識した。

2人でいる姿を今度は子供達が見てる。食べてるモリオに変顔で猛アピールする子供達。モリオは自分の家庭がどうなっているのかわからない。

トモナリのことも気にかけるモリオ。無邪気であるほど、なんだか切なくなる。母を恋しがるモリオにどう言えばいいのか戸惑うミキヒコ。

結局、モリオにとって何が1番なのか、大人になりたくないミキヒコと、子供達との中で、少しずつ大人になろうとするモリオ。きっと突きつけられる現実を知る時、モリオは何を感じるんだろう。

子供達とモリオの関係が最初は奇異な存在だったモリオがいつしか子供達はモリオにとって友達であり、人生の先生となって行っていたのが良かった。

あのあとモリオはどこに行ったのかなぁ。
馮美梅

馮美梅