昼下りの情事の作品情報・感想・評価

「昼下りの情事」に投稿された感想・評価

心太

心太の感想・評価

3.6
ワイルダーらしい小気味のいいネタがたくさん。だが、物語が動くまでひたすらヘプバーンとクーパーのラブシーンを見続けるのが、少々酷か。
re

reの感想・評価

3.5
ビリー・ワイルダー×オードリー・ヘップバーンは最強
オードリーの背伸びする様子を見ると胸が痛くなる
後半のゲイリー・クーパーのオードリーを見守る目が優しくてときめいた
えいみ

えいみの感想・評価

5.0
この作品のオードリー可愛すぎんか
粉雪

粉雪の感想・評価

4.0
とても楽しいロマンチックコメディ。
オードリーが健気で一途で可憐で可愛い。
モーリスシュヴァリエのパパも粋で素敵です。

ゲイリークーパーだけは、プレイボーイらしからぬ高圧的で鼻持ちならない感じが嫌だったけど、もとはケイリーグラントにオファーしていたとか。ケイリーグラントなら、イメージぴったりな優男だったのになぁ、と残念。

なんで19歳のアリアーヌがあんなおじさんに、と思うけど、若い時はおじさまが素敵に見える時期もあるし、同じ年の男の子がつまらなく見えるってのもわかる。

にしても、流石に年が離れすぎじゃないか?とも思ったけど、中途半端に若い中年だと世界的大富豪で稀代のプレイボーイって生々しく見えるかも、あのくらいの歳で丁度良いのかなと思ったり。

ラストのエピソードは不道徳に思われないようアメリカ版だけ入れられたとか。
色々言ったけど、クスッと笑わせてくれる小技も効いてて好きな映画です。
『おしゃれ泥棒』に引き続いてオードリー・ヘプバーンの映画を。

この『昼下りの情事』というどぎつい邦題については談志師匠が生前テレビで「『午後の恋』でいいじゃないか!」と文句を言っていたのを見たことある。

で、本作より共同脚本としてI・A・L・ダイアモンドという不思議な名前のライターが加入したことにより、まさにブースターのようにビリー・ワイルダーの監督としてのキャリアが長く続くことになる訳であります。

さて、あらすじ。

私立探偵の父(演:モーリス・シュヴァリエ)をもつ音大生のアリアンヌ(演:オードリー)は興味本位で父親を訪ねに来た依頼人の話に聞き耳を立てたいた。

父親との話からその男は妻の浮気調査を依頼した夫で、父親の調査の結果、奥さんはクロで浮気相手はプレイボーイで有名な米国人社長のフラナガン氏(演:ゲイリー・クーパー)であることを知るアリアンヌ。

妻の浮気に愕然とする夫は拳銃を取り出して、フラナガンが滞在するホテル・リッツへ乗り込む。驚いたアリアンヌはフラナガンを助けようと先回りして一芝居をうつのだった。

とまあ本作もまた『おしゃれ泥棒』 同様、パリのホテル・リッツが物語の舞台になっている。

不倫調査の探偵役にかつて師匠ルビッチの作品で色男ばかり演じたモーリス・シュヴァリエを起用したこともミソである。

昔観た時には、オードリーとクーパーの立場が逆転してからが滅茶苦茶面白くて、それより前段は少し冗長にも感じたが、改めて観ると小ネタが色々仕込んであって十分楽しめた。

何と言っても巧いなぁと思ったのは、四人のジプシー楽団の使い方である。

ほとんど本作の笑いはこの四人によるものと言っても過言ではないが、今回見直して、ギャグ要員に留まらないことに気づいた。

ゲイリー・クーパーって私生活はかなりプレイボーイだったらしいけど、スクリーンに映し出されるイメージはやはり物静かな正義感キャラを拭えない。

それを補うのが前述の四人組で、彼らが甘美な音楽"ファスチネーション"を奏でることにより、不思議とクーパーが恋多き男に見えてしまう。完全にワイルダーの計算勝ちである。

あとオードリーの演技も昔はそう感じなかったけど、ラストシーンでの演技など感情注入が実に見事。観ていて胸が張り裂けそうだった。

それにしてもこの映画を観ると、必然的にこの映画のことが大好きだった和田誠や談志師匠を思い出す。

今ごろあの世で再会してワイルダーについて語り合っているような気がする。

■映画 DATA==========================
監督:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー/I・A・L・ダイアモンド
製作:ビリー・ワイルダー
音楽:フランツ・ワックスマン
撮影:ウィリアム・C・メラー
公開:1957年6月30日(米)/1957年8月15日(日)
午前十時の13作目は「昼下がりの情事」。
昔の映画は邦題の日本語がきれい。

序盤でフラナガンを助けるシーン、古畑任三郎のくさやトリックかと思ったら違った笑
ビリーワイルダー監督の作品は、何となく三谷幸喜がちらついてしまう。。

ゲイリークーパーの壁ドンかっこええわあ( 〃▽〃)

種明かしのパパかっこいい。
種明かししてからのオードリーかわいい。
けど、ゲイリークーパーの「大人の対応」がめっちゃめちゃかっこいい。
とりこ

とりこの感想・評価

4.0
若くて美しい女の子がセレブ紳士を夢中にさせようと奮闘する様の可愛さに笑ってしまう。父親の探偵という職業の活かし方も完璧だと思う。
よく出来た話ですごく面白かった。ビリー・ワイルダーらしいストーリーの収まりの良さを感じた。

しかしこの明るく楽しいラブコメに邦題が全然合ってない。

このレビューはネタバレを含みます

おいおい、あれは治らない病気だぞ。お父さん、満足げに笑ってる場合じゃないだろー!
オードリーは激可愛い(銀幕ファッションショーだけでも眼福)けれど、ゲイリー・クーパーとの年齢差は流石に無理がある。パッケージの画像からして、今ならパパ活にしか見えん・・。正直、金持ちのちょいワル親父が世間知らずの若い女をたぶらかす話にしか思えないのだが、当時のプロデューサーやディレクター、そしてスポンサーのお偉いさんたちにはすんなり受け入れられ各賞にノミネートもされて絶賛されてきたのかと思うと、往年のハリウッドショービジネス界の裏構造も推して知るべし、なーんて思ってしまうわけです。

それでも、プレイボーイとの大人の恋を経験してより美しく強かになっていくヒロインを見送るようなラストなら良かったのに、あれはないわ・ー・・。
あの時代の一連のワイルダー作品に共通して漂う鷹揚さとおハイソな雰囲気は悪くないけれど、若くて綺麗な女が大好きな金持ちエロおやじ(=業界の有力者)の妄想そのまんまのような都合の良すぎる設定と展開に、たいてい途中から現実に引き戻されてゲンナリしてくるので、どうも私とワイルダー作品は相性が悪い。

ところで、このサイトで「昼下がりの情事」と検索すると往年の名作のはずの本作より先にわんさかアダルト系作品が並び、思わず苦笑した。(ちなみに4ページ目にしてようやく本作に辿り着いた)
そもそも原題の”Love in the Afternoon”を「昼下がり」と「情事」ということさら淫靡なイメージが定着している単語をわざわざ選んで邦題にしたのは、やはり内容が内容だけに女性よりもオヤジ受けを狙ったのだろうか。知らなければまさかあの妖精のように清楚なオードリー・ヘップバーンの最盛期の主演作だとは想像できまい。
MM

MMの感想・評価

3.8
当時は年齢が上の人とお付き合いするのは経済的な安定という意味でメジャーと聞いたことがあるので、クーパーとの恋愛もまあ無きにしも非ずだったのではないでしょうか。
映画は当時の空気感、環境などを加味しないと理解できないところもあり難しいですね。
しかしあのラストのあと、オードリーは苦労するだろうなぁ〜
akrutm

akrutmの感想・評価

2.8
CSでオードリー・ヘップバーン特集として放送していたので観賞。オードリー扮する音楽学校でチェロを学んでいる女生徒アリアーヌと、女遊びの激しい大富豪フラナガンの恋愛模様を描いた、ビリー・ワイルダー監督作品。

正直言って、この映画はかなりしんどかった。オードリーの相手として、56歳のゲイリー・クーパーじゃあ、いくらなんでも年取り過ぎ。おじいちゃんの域に達していると言っても過言ではない風貌にはホント参った。モノクロだからまだシワとかそれほど目立たない(でも私は気になってしまった)が、カラーだったらもっと年寄りじみて見えたと思う。ある批評に、Gary Cooper was too long in the tooth to be playing opposite the gamine Hepburn という表現があったが、long in the tooth (「年老いている」という意味の慣用句だが、年を取ると歯茎が下がって歯が長く見えるということから由来する表現)はまさに言い得て妙。

もちろん、年齢差があること自体が問題なのではなく、そこに必然性が全く感じられないのが問題なのである。アリアーヌがなぜ初老の男性に恋をしたかがきちんと描かれていないので、穿った見方をすれば、金目当てに近づいた下心のある女性に見えないこともなく、それがオードリーを下品に見せてしまっている感じさえしてくる。『ローマの休日』で見せた気品や知性(『ローマの休日』はそもそもそういう設定なのだが)が感じられないのが本当に残念。オードリーの美貌と雰囲気で最後まで観ることができたが、自分にはかなり辛かった。

また、ビリー・ワイルダー監督の良さもあまり出ていない映画でもある。コメディとしても中途半端だし、ラブ・ロマンスとしても中途半端。良かったのは、アリアーヌの父親を演じたフランスの俳優モーリス・シュヴァリエと、フラナガン氏にどこまでもお供する楽団くらいか。なお、ビリー・ワイルダー監督がフラナガン役として最初にオファーを出したのがケーリー・グラントだそうだが、ケーリー・グラントだって当時53歳なので、同じようなもの。次にオファーを出したユル・ブリンナーだったら、30代なので問題なかったのに。

ちなみに、本作にはヨーロッパ公開版とアメリカ公開版の二種類があって、アメリカ公開版では、ヨーロッパ公開版にはない、二人の不道徳な関係をエクスキューズするような父親のナレーションが入っているらしい。(今回見たのは、ナレーションが入っていたのでアメリカ公開版と思われる。)ビリー・ワイルダー監督はナレーションを挿入するのに反対したそうだが、当時のアメリカはそれだけ不寛容だったということか。
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