さすらいの用心棒

男たちの挽歌のさすらいの用心棒のレビュー・感想・評価

男たちの挽歌(1986年製作の映画)
3.6
男同士の友情を描き「香港ノワール」を開拓した記念碑的映画


『ミッション・イン・ポッシブル2』『レッドクリフ』のジョン・ウー監督作品

ブルース・リー以降、カンフー映画を主流としていた香港映画界にアクションとハードボイルドを持ち込んだ作品。これを嚆矢に裏社会や警察に身を置く主人公の映画が量産され「香港ノワール」と呼ばれるジャンルが確立するが、その呼称は日本のみで、香港では本作の原題「英雄本色」からとって「英雄片」というジャンルで流通しているらしい。

ストーリーはありきたりなんだけど、いちいちカッコよくて、男臭い。植木鉢から銃を取り出してぶっ放すシーンや、偽札に火を付けてタバコを吸うシーンとか、無意味なんだけど痺れる。ストーリーなんかどうでもよくなるわ。