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巨星ジーグフェルドのkojikojiのレビュー・感想・評価

巨星ジーグフェルド(1936年製作の映画)
3.5
第9回アカデミー賞作品賞、主演女優賞(1936)
熱演しているのウィリアム・パウエルは主演男優賞は取れず、最初の妻役ルイーゼ・ライナーが主演女優賞を取っているのが不思議で面白い。

「偉大なるジーグフェルドのブロードウェイミュージカルへの飽くなき制作意欲に脱帽」

ブロードウェイの興行王ジーグフェルドの半生を描く。

とにかく好きだったんだろう。ミュージカルと女性が。
美しく、才能のある女性を見たら、すぐに恋をし、こんなミュージカルをやらせたい、そんな発想が次から次へと湧いてくるような感じだ。だから女性関係は数知れずということか。この分だとだいぶ泣かせてるのではないだろうか。

口八丁、手八丁、一番嫌いなタイプ。金使いも荒い、だから何回も破産するが、おそらく不死鳥のように蘇ったのだろう。ブロードウェイで巨星と言われるくらいだから。
こういう人の取り巻きは相当苦労しているだろう。

私はもちろん彼のことは、これっぽっちも知らないし、興味も湧かない。だいたい、ブロードウェイミュージカルを観てみたいとも思わないのだから。
この分野はだめだ。私には猫に小判で、馬の耳に念仏。ファンの方にはスミマセン。
なお、映画のミュージカルは嫌いではない。

この映画の見せ場は豪華絢爛たるミュージカルシーンだろう。まあ、たっぷり見せます。好きな人にはたまらんでしょう。すごくお金をかけているようだし、仕掛けもすごい。

私がフォローしているShineMakitaさんから「作品賞完走は長尺が大変」と言われ、私もそうだろうと思っているが、確かに長尺が多く、この映画もほぼ3時間。我ながらヨー観たわと、自分を褒めてあげたい。😅

監督:ロバート・Z・レナード
脚本:ウィリアム・アンソニー・マクガイア
製作:ハント・ストロンバーグ
出演者:ウィリアム・パウエル(ジーグフェルド)ルイーゼ・ライナー(アンナ・ヘルド)
音楽:アーサー・ラング

2023.01.12視聴18
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