ガブXスカイウォーカー

ラスト・ブラッドのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ラスト・ブラッド(2008年製作の映画)
3.9
VFXとワイヤーアクションによる迫力あるバトル、再現された1970年の東京など見どころいっぱいの力作。なんと言っても、チョン・ジヒョンがおさげの女子高生(実は約400歳の設定)に扮し、日本刀でオニや忍者たちを斬り殺していく姿は圧巻。また倉田保昭も当時60代と言うのに和製ドラゴンの名に恥じぬ壮絶なアクションを見せつけてくれる。残念なのはCGのモンスターがいまいちなところ。それでも約400年生きてきた孤独な少女(?)のドラマはしっかり描かれているし、予算をそれなりにかけた映像は原作アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の雰囲気をよく再現している。『ラスト・ブラッド』はTV放映、配信などでいいから、その手のファンにはぜひ一見してほしいホラーアクションムービーである。