ポケ文太郎

傷だらけの挽歌のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

傷だらけの挽歌(1971年製作の映画)
4.4
ロバート・アルドリッチ監督のバイオレンス・クライム映画

1930年代のカンザス・シティ、凶悪なママさん率いる犯罪一味に誘拐された令嬢、ママさんのひとり息子がこの令嬢に惹かれてしまい…

めちゃくちゃ暴力的!敵も味方もマシンガンを撃ちまくり!そして登場人物の死亡率高し‼︎
監督お得意の男臭いギャング映画かと思いきや!ちゃんと人間描写にも重きを置いていてラストはちょっとグッときてしまいました

令嬢に一目惚れしてしまう息子というのが冷酷な犯罪者なのにマザコンで純粋という面倒くさい奴、これをスコット・ウィルソンが迫真の演技で説得力を持たせて、ラストの人間ドラマに繋がっていると思いました
『冷血』や『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』での彼の演技も大変印象的でした
今更ながら素晴らしい役者だったんだぁ、なんて烏滸がましいですが🙇‍♂️

最後に怒涛の激しさぶっ飛ばしてからの〜グッとくる男女のドラマ、二重のラストにやられてしまいました
ポケ文太郎

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