edo

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君にのedoのレビュー・感想・評価

5.0
 今作の最後、あの唐突な「終劇」は、「作り手の悪意」という名のサービスだと自分は捉える。
 だから、あの真っ白な画面を見るといつも、ニヤニヤしてしまう。

 それに対して、シンエヴァで、キャラの心情説明と長いEDの後に出て来る「終劇」はどうか。
 「1万5000円のコース中華料理を頼んだら、別に不味くはないけど、これなら、8回王将行った方が、良くない?」的な感覚を自分は覚えた。

 キャラの心情描写における庵野秀明のさらけ出しっぷり、90年代の絵柄(攻殻機動隊とか今敏とか)とか好きな点は沢山ある。
 それに加えて、新劇場版シリーズが個人的に微妙な終わり方をしたのも、今作の評価を相対的に上げる要因となった。
 結局、自分はこちらの旧劇場版を見返し続けることになりそうだ。

 自分は「気持ち悪い」人間だろうか。
 仮にそうだとしても、別にそれでいいし、他人って大体気持ち悪いものだと自分は思う。
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