なるみ

ポーラー・エクスプレスのなるみのネタバレレビュー・内容・結末

ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

Amazon primeでお勧めに流れてきて、何も作品情報を知らずに見たのでアニメの実写?のような映像が流れてきてビックリしました。(笑)
面白くなかったらやめようと思っていたのですが、あっという間に見終わっているほどストーリー性があって面白かったです。

子供たちの会話から監督が伝えたいことがストレートに伝わってきます。
ここが大人も楽しめる点じゃないかなあ...なんて思ったり
ただ子供の純粋な思いが伝わってきて、自然と笑顔になってきますね。
また、登場人物みんな素直なんです。一応嫌な性格役?の子も厭味ったらしくなく言ったことを素直に受け入れられます。

映画って、決められた時間の中で一つのストーリーを完成させ、かつ視聴者を楽しませ、監督の意思を伝えるっていう凄いことが詰め込まれているんです。(当たり前のこといっちょ前に言いました..(_ _) )
シンデレラだって、いじわるなお姉さんたちに掃除をさせられて舞踏会に行けなかったけど、魔法使いがあらわれて王子様と出逢うっていう、気持ちの浮き沈みがあるからストーリー性を感じられているんじゃないかと思うの。
何が言いたいかっていうと、この映画はその浮き沈みがないのに面白いことが凄いってこと!!!

私、前日にえんとつ町のプペルを見たんだけど、なんかこういう気持ちになれ、信じろ、みたいな作者の裏の顔が映画を通して凄く見えてなんかなあ~って思ってしまって。(賛否両論ありますよね。すみません)
でもこの映画観終わった後は純粋にサンタを信じたいなって気持ちになっていて。
この違いって何だろうって考えた時に、「信じてたあの頃に戻りたい」じゃなくて、大人になっても当たり前に「信じてるよ」って言えるってことが素敵だと思うからじゃないかなって思うの。

素敵だと思ったシーン
「信頼する、頼る、任せる」
ビリーが最後列車に乗るとき、車掌さんが切符を切った言葉
この言葉に大人になっても大切なことが詰め込まれているような気がする。早口だと1秒で読み終わってしまう言葉だけど、この言葉は絶対丁寧に扱いたいなって思う。

「列車の行先じゃなく、乗ろうって決めたことが大事」
気づいてから行動するまでの一歩の勇気を褒められる、しっかり過程を見ているような大人になりたいです。

クリスマスと言えばホームアローンが有名だけど、もし将来子供ができたらクリスマスに一緒に見たいなあ。夢だけどね
なるみ

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