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NINEのおっとのレビュー・感想・評価

NINE(2009年製作の映画)
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舞台で観たいなと思わせるミュージカル映画はそれはそれで素敵なのではと思った。
フォッシー噛んでないのになんでもフォッシーみたいにしちゃうのはこの監督の良いところでもあるし、悪いところでもあると思うけど雰囲気にぴったりだったので良いと思う。
リバイバル公演でチタが出演していたり、なんとなくどこかでフォッシーが遠くから操ってる作品な気もするけど…笑

楽曲はモーリーイェストンなので魅力的な楽曲だらけ。素敵
ただまぁ単調な話なので飽きるところをどう補うかみたいなところある。
わざわざ自伝なのにこんな薄い話だったら商店街でおばちゃんに話聞いた方が波乱万丈なのではすぎる。作り方だろうけど
映画ではパフォーマンスの華やかさと曲の間にセリフを入れることでストーリー展開も飽きる部分も補っていたなと思った。
あと舞台だと少しよく分からない設定の人が分かりやすい役に書き直されていたり親切だった。

駄目になりかけている男からの視点で、外側からの要素がなく、男の内側から湧き上がるストーリーはすごく新鮮だし革新的だなと感じる。
「シカゴ」や「キャバレー」「蜘蛛女のキス」みたいに外的な要因が多い歌と踊りのあるミュージカル作品は多いけどこれは内側から出てきたストーリーなのでおもしろく感じた。
日本人が演じるのはめちゃくちゃ難しいだろうな〜グイード。そもそもの説得力が無さそう。



ファーギーってこんな顔だったっけ
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