青山

マルホランド・ドライブの青山のレビュー・感想・評価

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)
3.9

昨日「アンダー・ザ・シルバー・レイク」を見てきました。
L.Aとハリウッドを舞台にした冒険ファンタジーでしたが、その映画のパンフレットにこの「マルホランド・ドライブ」の系譜を継いだみたいなことが書かれていたので気になって借りてきました。

うーむむむ。難解、だけど、要するにこういう話ってのは一言で言えるほど分かりやすい。しかし細かい伏線とかにどこまで意味があるのかとか考えだすとさっぱり分からない。でも分かる部分だけでも十分泣ける。なんなんじゃこりゃ。

前半は女優になる夢を叶えるためにハリウッドにやってきたベティ(ナオミちゃん)が記憶喪失の女・通称"リタ"(リタ・ヘイワースから!)と出会って彼女の記憶を一緒に取り戻そうと奮闘するガール・ミーツ・ガールを一応メインストーリーにしながらも映画監督や殺し屋などたくさんの挿話を見切り発車のごとく膨らませ続けてキャラが増え続け私の頭上のクエスチョンマークも増え続けていく謎また謎の展開であります。
正直意味は全く分からないのですが、謎のままでもなんとなく映像や会話の面白さですんなり観れちゃうのが凄いですね。殺し屋のドタバタコメディと不倫現場のシーンがお気に入りです。あと主役の2人が超絶綺麗なのでそんだけで目が離せない!

そして終盤になると謎が増えながら謎が解かれていくという頭ん中ごちゃごちゃな展開に!
結果的に、「わけわかんないけど、そういう話なのはわかった」というはじめに書いたような頭の悪い感想になってしまうのですが、泣けました。
そうわかってから見返すと、前半の監督の扱いとか、殺し屋のどんくさいところもみんな意味が見えてきてびっくり。他にもいろいろと隠された意味があるのでしょうが、あんまり分かんない。ひえー!
あと、ナオミちゃんがメイクとすっぴんとかリタちゃんがイメチェンとかで余計分かりづらい!!いつもメイクしてて!!

まぁそんなこんなでこれから解説サイトを探しに行ってきますが、分からないなりに悪夢的な映像美と悲しい物語が堪能できる面白い映画でした。

関係ないけどマツコの知らない世界ですよねあの曲。マツコ!!って叫んでしまいました。
青山

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