レネリー

ヒルズ・ハブ・アイズのレネリーのレビュー・感想・評価

ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)
4.0
DVDにて再鑑賞

本作はウェス・クレイヴンの『サランドラ』のハリウッドリメイク作品に該当する作品で、フレンチホラーの先駆けとも言われた『ハイテンション』のアレクサンドル・アジャ監督がメガホンを取り描くハードゴアスプラッタースリラー。

オリジナルの空気感や無駄な脚色を取り入れず、ハードバイオレンスとスリルを強化している為見応えが半端じゃない。
また、被爆による奇形のビジュアルインパクトも段違いで、薄気味悪さと異質さが画面越しから漂う。

登場するカニバリズム集団が核実験の被爆者という設定とベトナム戦争における枯葉剤被害者の本物の写真を使ったオープニング映像が問題視され、20世紀FOX側からの自主規制などがあり公開延期やレンタルのみなど色々な問題を抱えた本作ではあるが、ある意味でオリジナルを超える傑作。
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