聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼
主演のマーティンシーンの長男、エミリオエステベス監督作品
疎遠だったといってよい息子ダニエル(エミリオエステベス)を巡礼の初日に亡くしたトム(マーティンシーン)
息子の亡骸に会うためにカリフォルニアからスペインに向かったトムの旅
旅先での人、異文化、モノ、コトとの出会い
物理的、精神的な旅の本質を抑制の効いた演出でユーモアを交えながら描いた小品
いくらでも深掘りできる登場人物の心持ちを押しつけがましくなく軽妙に描いているのがよかった
巡礼ルートが舞台ながら宗教はほとんどフィーチャーされておらず、あくまで人が主体…敷居が低い作品
反面、ジェームステイラー、アリソンモイエ、コールドプレイらの曲が頻繁に流れ、その歌詞の内容で登場人物の心中を代弁させるかのような作りが鼻についた
インストゥルメンタルの劇伴で構成されていればもっと刺さったかもしれないけれど、このあたりがアメリカ映画らしいといえばらしい
原題"The Way"に対して妙に「ミニシアター系良作」気取りな邦題はいただけない
もともとTV好きで年末年始に録り貯めた「細かすぎて」「笑ってはいけない」「RIZIN」「マジ歌」「おもしろ荘」「あら-1」やっと見終わったので、ボチボチ仕事始めと映画にアタマ切り替えなきゃな1月4日