2018/11/17
フランスのサン=ジャンから、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの聖地巡礼の旅を描いたロードムービー。
映像も音楽もいい。
内容は特に劇的な変化はないですが、とても癒されるし、温かい気持ちになれる。
作品に登場するトム、ヨスト、サラ、ジャックの4人は様々な目的で巡礼の旅に出る。人生を見直してみたり、自分を変えようとしてみたり。終着点に行けば何か新しい自分が見つかるのではないか…そういう自分探しの旅は理想論過ぎて好きではない。
ムシーアの海を前にして彼らが言った言葉がそれを反映していたけれど、どこか満足そうな表情なのは得るものがあったからだと思う。
変わらないものもあるけれど、旅の中での出会いや経験は間違いなく人生の糧になるのだろうなと感じた。
「人は人生を選べない。生きるだけ」という台詞が心に染み入る。
ブエン・カミーノ!