聖地巡礼中に事故で亡くなった息子を継いで、父親が聖地巡礼の旅をしていく話が大人の青春ロードムービーになっててほっこりした。
トムが頑固おやじっぽくて、旅の途中で一緒になる３人の人物と最初ギクシャクしてるのが、目的地に近づくにつれてだんだん１つのチームみたいにまとまっていくのが何ともいい雰囲気なんだよね。
トムはどうやら息子とうまくいってなかったみたいで、旅の途中で何度も息子の幻影が現れ、トムが彼のことを理解しようとしていく様子が描かれる。マーティー・シーンとエミリオ・エステベスが本当の親子なので、役柄設定が自然に感じた。
トムがジプシーの子どもにリュックを盗まれるくだりで、親父さんが息子の罪を責める目線の厳しさが怖かったね。
終盤で流れるアラニス・モリセットの"THANK U"が心に沁みた。
