RYUYA

こわれゆく女のRYUYAのレビュー・感想・評価

こわれゆく女(1974年製作の映画)
5.0
あーやばい。

「今まで俺が観てきた映画は一体何だったんだ...」と絶望させてくれる映画に出会うために映画を見続けてきたのに、
その旅も、ここで終わりかよ。

スコアを5.0以上に伸ばそうとして、指圧をかけて右へ右へとシュッシュと動かした拍子にiPhoneの電源ボタンを押しカチッと画面が暗くなり我に帰ってこのレビューを書いている。

筋書きをひとことで言うならば、
「神経症の妻を、夫がひたすら落ち着かせようとする話」であり、劇中で描かれるそのほとんどは家の中でのやりとりだけという。145分。
これといった事件も起こらないし、
誰も死なないし、
最初も最後も何も変わらないし、
正直、映画っぽさもない。

でも、この映画で描かれる‘‘愛”を超える愛を、他の映画または僕らの生きている現実が見せてくれる気がしない。
過去にもこの先にも無理っすね。

ほんと、ショックな映画だった。
悪い意味でもその逆でも。

カサヴェテス映画でも1番だし、ジーナ・ロランスに関してはキャリア的にも1番、いや、今まで見た女優の演技でダントツっす。

観てない方は、観るといいと思います。
ポスターはモノクロですが、本編はカラーです。
ちなみに、僕の心はレインボーです。