あしからず

幻の湖のあしからずのレビュー・感想・評価

幻の湖(1982年製作の映画)
3.8
女が走る、走る、走る。
観てないけど「ラン・ローラ・ラン」ってこんな感じなのかも(絶対ちがう)。
最初は衝動に突き動かされ何かに追い立てられるように、後半は追い立てるように、とにかく始終走っている。マラソンは己との闘いとはまさに。

感想が難しくて未だ散らかってるけど、過去と現代が繋がって宇宙に飛び立つシーンは謎の感動があった。
四季折々の奥琵琶湖が美しくて、人智の及ばない自然とあの壮大な宇宙に人間の小さな存在が浮き彫りになっている。
公開から3週間足らずで打ち切られ、以来10年以上も日の目を見なかった文字通りの幻の湖。本当の意味で琵琶湖が幻の湖となった時もあの笛はいつまでもあそこにあるだろう。ただ無重力とはいえあまりに微動だにしないから笑ってしまった。

駒沢オリンピック公園は昔仕事で行った事あるけど、よく考えたらそれドッグフード販売のバイトだったな…
あしからず

あしからず