広島カップ

メジャーリーグの広島カップのレビュー・感想・評価

メジャーリーグ(1989年製作の映画)
3.3
“マッシー・ムラカミ“こと村上正則がアメリカ“大リーグ“、サンフランシスコ・ジャイアンツのユニフォームに袖を通したのが……1964年。
大リーグボールでお馴染みの「巨人の星」のテレビ放映がその4年後の……1968年。
この映画の製作はずっと間が空いて更に21年後の……1989年。
野茂英雄がロサンジェルス・ドジャースに入団したのが更にその6年後の……1995年です。

今でも私より年輩の方々は“大リーグ“と呼ぶ人が多いようです。
「巨人の星」のファンの私も小さい頃はそうでした。

“メジャーリーグ“という呼び方でアメリカのベースボールリーグを呼ぶことが一般的になったのは日本では何時からでしょうか?
野茂の渡米の時にも「野茂、大リーグ挑戦」などとマスコミは伝えていたような気がします。
バブル後期の日本で“ワイルドシング“のテーマに乗って大ヒットしたこの映画が“メジャーリーグ“という呼称を日本に定着させることに一役買ったかどうかは判りませんが今の若い人達はもう全員“メジャーリーグ“ですよね。

「俺逹をなめんじゃネェぞ」という男逹のコメディです。

昨今、私生活が落ちぶれてしまったチャーリー・シーンのブルペンからの登場シーンが印象的です。
しかし彼よりもこの映画、風貌や体型からしてあまりキャッチャーっぽくない、トム・べレンジャーが捕手をやっているところが、「なめんじゃネェ」的な感じがして面白いところです。

35年間優勝から遠ざかっているクリーブランド・インディアンス。
久々の優勝なんていうと、ただそれだけでドラマになってしまうのが、今年のカープをみていると良くわかります。
ただそれだけではないので、余計感動的なんですけどね。当作品もカープも笑。
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