銀幕短評 (#136)
「ニーチェの馬」
2011年、ハンガリー、フランス、スイス、ドイツ。
2時間34分。
総合評価 11点。(編注: 本サイト換算0.55点)
よいところ
・映像: ムダのない静謐な演技をとらえる モノクロームカメラの構図の絶妙なうまさ。
・音楽: 荒涼とした自然に似つかわしい厳粛な楽曲。
・主題: ニーチェ思想に呼応する 生に対する哲学的解釈の提示。
わるいところ
・映像: 静止した人物に とことん回す 意味のない超長回し。
・音楽: 一曲しかない単調な主題曲モチーフのループ演奏。
・主題: 毎日の衣食の繰り返し以外に ほぼ何もない陰鬱なストーリー。
総合結論: ハンガリー映画は もう終生観るまい。