ニーチェの馬の作品情報・感想・評価

「ニーチェの馬」に投稿された感想・評価

神も見捨てたこの世の最果てのような場所に暮らす父と娘。こんな場所で半身不随の老いた父の世話をするだけの日々を送るもう若くはない娘。血の繋がりとは何と厄介なことかとも思ったが…実は…。

CGなんかじゃ絶対に作れないワンシーンワンカットのモノクロの荒々しい画面が素晴らしくカッコいい。
あかね

あかねの感想・評価

4.0
タルベーラ監督お初です🙆‍♀️✨
サタンタンゴ行きたくて
上映時間7時間あまりに
血迷っていたら終わってました...

ものすごく綺麗に二分される物語。
多分、20分で無理と思ったら
150分耐えられないよね。笑
私は好きでした!!

現実の悪夢。
この世の世界の終わりの物語。

ただただ日常の繰り返しを描く6日間。
洗濯して水汲んでご飯食べて。
外は荒らし。止む気配もない。

私は結構同じこと繰り返す
日常的な映画大好きなんではまれました🙆‍♀️!!
でも眠い人は眠いと思う。
セリフも2時間半で数えれる程度。

今晩の晩ご飯も芋🥔!
毎食、芋いっこ。
とにかく芋だった。
昔はこうだったんだろうな
芋、1個の晩ご飯にとにかくがっつく父。
お腹空いてたんだろうな...でも残す笑
なんとも言えないくちゃくちゃ
芋を食べる姿が通常は不快であり
私にとってはすごく魅力的に感じた。

冒頭の砂嵐の映像と馬がなんとも
言えない美。
それに光と影の美しさ。

駄作という人も多いのかな。
監督、引退とか残念。

同じ繰り返しの毎日。
それも幸せなことでもあるけど
時に絶望に遭遇するかもしれない。
この人生はいつまで続くのだろうかと。

後、毎日芋は辛いよね..ラスト..
要はアンチクライストということなのだけど、ただ信じるものがなくなると人間はこの映画のようにのっぺらでだらしなくなるということだけ。そんなのを見ても面白くない
神の作った世界の終焉の物語。
6日間で終わる。
少しずつ、生き血を抜かれるような苦しみ。
なんの抵抗もできない。

常々馬や牛の家畜に感情移入すると辛いだろうなと感じていた。
ニーチェのような頭のいい人はそうすべきでない。感受性が鋭すぎて自分の心を痛めてしまう。
生命のそれぞれの運命。
その不条理は太古の昔から賢者の憂鬱だったことだろう。
星の導き、哲学、宗教、来世観など発生の由来。
賢者はいつの時代もいつの間にか説明責任を持たされる。人々がなぜと問いながら苦しむ姿に耐えられないから。
この物語に賢者は現れず、導いてくれる人を求めることもない。なぜと問うこともしない。
人間が諦めたときこそが終焉なのかもしれない。
諦めが、最後の火種=生命の火を消してしまうのだわ。

でもね…生のじゃがいもはやっぱムリ。
すこしずつ狂う日常。からの…!?

セリフ少なく長回し、モノクロ、超絶に地味、だけど意外に興味が持続。

哲学者ニーチェがムチに打たれる馬を見てそのショックで精神を病んだとかいう話が元になっているらしく、そこから創作された物語らしい。

毎日の生活描写、ある起点から少しずつ狂っていく。これは何を意味するのか…?って考えたらなるほどでした。
(その解釈が合っているかはわからない)

映像だけだと狭い世界ではあるけど、このテーマは深遠だなあ。そして、その果ては絶望だなあ。

多くを語らず、多くを描かず。

そんな映画ですが、不思議と見入ってしまう。

*コメント欄に備忘ネタバレメモ。
だるい

じゃがバター食いたい
生きるために生きている人間。

映画の深遠さを理解するには、自分はあまりに若すぎた
多くの批評家や映画監督が絶賛した傑作なのだろうが、批判を恐れずに言うならまじでクソほどつまらない
タルベーラがワイスピやアベンジャーズを見るような層に向けて撮るわけないのはもちろん理解できるけど、それにしても
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