ニーチェの馬に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『ニーチェの馬』に投稿された感想・評価

19世紀末のハンガリーの寒村、一軒の農家があり、住んでいるのは片腕が不自由な初老の男とその娘、そして馬が一頭。
朝起きてから夜寝るまでを丁寧に描くので見ているほうは眠くなる。
2時間過ぎた頃に井戸が…

>>続きを読む

虚実の反転。スクリーンがなければ観客はなく、主題がなければ背景はない。
演出と自己言及の騙し絵といえるユスターシュの『豚』をさらに洗練した作品だと思う。
湯気のにおい立ちそうな洗いたてのブラウスのク…

>>続きを読む

神は6日間で世界を創造し7日目には休息を取った「創世記」を逆行し終末へと向かう様な6日間。
映像は黒の濃度が高くて
最初の農夫と荷馬車の馬だけが異様に締まっているのが特に印象的だった。
潰すところは…

>>続きを読む
kazuki

kazukiの感想・評価

2.5
何回繰り返すのか…
とにかくじゃがいも。
長回しの映画は、現実とフィクションの間がとけてく。映画を観てるけど観ていない無用のまなざし。
n

nの感想・評価

4.1

ここには、不誠実や不条理というものが無いので、個人的に救われる映画です。どう見ても生きる力を失っていくように思えますが、ずっと繰り返される同じ音楽に、ずっと繰り返された同じ食事に、ずっと繰り返されて…

>>続きを読む
馬

馬の感想・評価

3.9
スーパーで半額のお寿司買ったらめちゃくちゃ不味かった

そんな感情にさせてくれる映画だった
mA

mAの感想・評価

3.7

『街は風でやられた。』
100年以上前の設定みたいだけどなんだか未来に思えた、、
風が吹き荒れる世紀末のような風景。
全てを悟っているような馬の目が印象的。🐎
ほぼ無言の2時間半。😂
モノトーンの画…

>>続きを読む
あかね

あかねの感想・評価

4.1

繰り返される日々の作業が少しずつ蝕まれ破壊され世界は終焉を迎える。食事やら着替えやらといった生のための単調な作業を、長回しで何度も映し出し、そこに僅かな不穏さを滲ませていく描き方がすごいと思った。

>>続きを読む
Omizu

Omizuの感想・評価

5.0

【第61回ベルリン映画祭 審査員グランプリ】
『サタンタンゴ』などの鬼才タル・ベーラ作品。ベルリン映画祭で審査員グランプリと国際批評家連盟賞を受賞、キネマ旬報外国映画ベストテンでも第1位となった。

>>続きを読む
不在

不在の感想・評価

4.8

この映画は時間の流れによって我々を催眠にかけ、自我の境界を曖昧にし、映像と思考を混濁させる危険な装置だ。
人間も所詮は思考するだけの動物であり、それを暴く為にこの映画は思考を促し続ける。

この親子…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事