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英国王のスピーチのムックのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.0
幼い頃から吃音に悩まされたヨーク公。
王室と言うプライベートもないような特異な環境のプレッシャーとストレスは計り知れないな〜。

彼の抱える自分自身に対する怒りと苦しみが伝わってきて、王族であろうとも私たちと変わらない一人の人間なんだなと感じた。

色々な事情が絡み合う複雑な環境ではあるけど人間味のある奥さんに支えられ、役者志望の型破りな言語聴覚士と信頼関係を築いていく。
信じる力ってすごい。
生きる力。
困難を乗り越える源だな。

クライマックスのスピーチは手に力が入ってしまいました。
身分は違うけど二人の友情に感動。

どこまでが史実なのかは分からないけど展開も無理なくグイグイ引き込まれたので脚本が良いのかな。
コリン・ファースの演技力は素晴らしく冒頭と最後では表情がまるで違うので一見の価値あり。
今日、先に見た「モネゲーム」のハリーとは思えない。笑

妻役のヘレナ・ボナム=カーターが可愛く芯の強さを持つ女性を好演していたのが印象に残ったな〜。
好きな女優さん。
あんな妻でありたいけど…無理だ。笑
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