み

英国王のスピーチのみのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
3.2
見る前の期待が高すぎて、いい話だったけど、すこし退屈だったかなという感想が正直なところ。

吃音症をもつジョージ6世が、妻や言語療法士のライオネルの支えで自らの最大の負い目を乗り越え、第二次世界大戦前の、下手したらイギリス王家存続も危うい大事なスピーチに挑むまでのお話をじっくり描いていく。実話なのでほんとにドキュメンタリーを見てるような作品でした。

退屈だったとは言っても、やはり最後のスピーチは感動しました。ライオネルが最後の最後に“陛下”と呼び方を変えたのは彼なりのあなたは立派な王であるという賛美であり、エールだったのかなと思い、じーんときた。すこしどもってしまった王がそれを指摘され、返した返答も、長年のコンプレックスであった吃音を前向きに捉えられているんだなと感じました。

あとは、コリンフォースのお芝居がほんとに吃音の人のように自然で驚きました。
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