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英国王のスピーチのlaのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
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Victoria and Abdulを見てから、英国王室ものに興味が出て、鑑賞。
英国自らこういったテーマを扱うのがすごいというか…もし日本の宮家について扱う邦画が出たりしたら、ビビっちゃうなあ。笑
「家族ではなく、英国王室という会社だろ」という台詞。生まれながらに王族というクジを引き当てるのは、恵まれているのかどうなのか。「なぜ僕は普通の恋愛結婚を出来ないのか」(日本でもそういう話題ありますよね)

VandAと同じ、英国の属国出身の人と分け隔てなく接して、友人となり、彼らの助けを得て上手く国を統治した、という話。
絶対的な存在”王族”の「弱み」を効果的に映画で描くことで、親近感を持たせるねらい?と思いながら見ましたが、王族らしくあるための様々な”矯正”は「弱み」どころか、ほぼ虐待。台詞にもあった通り”隷属”に近いのかも。複雑な気持ちになりました。

ジョージ6世が言っていたように、彼らには実権がない、けれども、国を代表しないといけない。自分ではuncontrolableなことに対し、コメントしたりケツを拭いたりないといけない。
国をまとめるためには必要な立場、実権と求心力を分けることは、ひとつの効率の良いやり方と思うけれど、なんとも言えない気持ちに…心が大きく平らでない限り、すごくストレスになると思います。

なんというか、偉そうなことを言うと、
皆さん幸せだといいなあと思ってしまいました
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