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クレオパトラのhideharuのレビュー・感想・評価

クレオパトラ(1934年製作の映画)
2.2
2019.11.20 格安DVDで鑑賞。

史劇って嫌いじゃないけど基本的には歴史には興味がないのでこの手の話が何処まで事実で、どのくらいフィクションが混ざっているか全然分からないです。

実は「クレオパトラ」はリズテイラー版のブルーレイを持っていますがあまりの長さのためなかなか見る気になれず仕舞い込んだまま、「クレオパトラ」を題材にした作品は手塚アニメをチョッと前に見たくらい。

本作は「或る夜の出来事」のクローデットコルベールがクレオパトラを演じていますがセクシーで男を手玉にとると言うよりはむしろ愛嬌のある可愛い女王と言う印象です。

映画自体は大作と言っていいでしょう。壮大でバカバカしいほど豪華なセット、モノクロ映画ながら衣装が素晴らしいのが分かります。すごくお金掛けてるなって思います。
戦闘シーンも多くはないものの騎馬戦での衝突、船の炎上などそこそこ頑張ってます。

が、その反面アントニウスとの絡みではシャックリをどちらがしたかとどうでも良いようなチャラけた会話がまるでロマコメで女性の観客へのサービスなのでは?と思ったりしました。

リズの「クレオパトラ」が240分超えならば、こちらはたったの100分程度なのでどうしても深くは描けないのは仕方ないのかも。

一度は見ておいて損は無いと思います。史劇映画が10枚組で約1800円と超お得でしたし。
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