ダルトン・トランボが赤狩りによってハリウッドで映画が撮れなくなって、
偽名で脚本を書いたB級映画。
雑ではある。
が、
B級らしい低予算の魅力はあるし、
展開が多く飽きない。
ジリジリと追い詰められるラストもいい。
主演2人の高度な運転技術に頼ったカーアクションや
キャラクターの豊かさも魅力。
**
原題は『GUN CRAZY』(1949)。
子供の頃から銃の魅力に取り憑かれた男が主役。
「銃を撃つと気持ちがいいんだ
自分が大物みたいな気がするんだ」by拳銃魔の男(少年期)
銃へのまっすぐな気持ちが怖い。。
**
「俺たちが遊んで暮らすために2人も死んだ!」by拳銃魔の男
**
ウィリアムテルみたいに女性の頭に乗せたコップを銃で撃ち抜いたりするシーンがあるけど
どうやって撮ったんだろ。
**
大人になり見世物の巡業団で銃使いとして働き始めるも
そこの銃の名手の女性と恋仲になり、クビに。
そして2人は愛し合い、
ピストル強盗コンビ(アベック強盗)として活躍!
金はもちろん、
車だって銃があれば何でも手に入るっ!
人殺しはもちろん怪我人も出さないことを信念としているので
この2人に心を寄せて観ることができるし、
怪我させちゃいそう!
っていうレベルのことでもサスペンスが生まれるので大成功。
**
しかし
純粋に(?)銃が好きな男と
貧乏生活が嫌で刺激的な生き方がしたい女との間に次第に溝が。。
とかやってるうちに彼らアベック強盗は新聞に乗る。
海外に高跳びするために
(メキシコで農場を買って暮らす)
ラスト一回大強盗に取り組む2人だが…!?
ラストネタバレはコメント欄に!