やま

拳銃魔のやまのレビュー・感想・評価

拳銃魔(1949年製作の映画)
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拳銃が好きで好きでたまらない少年が大人になって恋した話。

冒頭がめちゃくちゃイカしてる。転がった先にいる男の感じとか。


物語は「暗黒街の弾痕」であったり「夜の人々」に似たような感じであり、特筆することない感じ。もちろん面白いが。

せっかく強い二人組なのだからもっと活かしても良かった気もしなくもないけど。強さを活かせない主人公の性格もこの物語を支えているそんな印象。


誰か観ても思うだろうけれど、カメラの動きが計算尽くされている。人物が店から出てきて、車に乗るまでのぴったり収まる感じも好きだけど、運転シーンの後ろを振り返る感じもいい。

何よりラストが良かった。霧ってええな。
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