僕は九州出身で、長崎市内の風情漂う街並みが好きです。本作は長崎ロケを期待してたのですが…、大正と昭和初期の街並みは制作当時も撮影が難しかったのでしょう。(はっきりした理由は分かりませんが)
もっぱらセットの橋と市街地から外にある漁村と建物の中だけで物語が進行します。
吉永小百合の演技は苦手ですが、大島ミチルの音楽は素晴らしかったです。
本作が苦手な理由は、不倫の後ろめたさを吉永小百合の演じる愛八の純真無垢さでごまかしている所で、もっとドロドロしても良かったと思います。せっかく街中噂になってたんだし、先生の奥さんと何かあってもよかったかも