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ひき逃げの3104のレビュー・感想・評価

ひき逃げ(1966年製作の映画)
3.9
成瀬作品をたくさん観たわけじゃないけれど、これは彼の作品としては踏み越えたというか行き過ぎた1本。変にドキドキした。故に面白い。

唐突だったり突飛だったりする箇所のいくつかと、中山仁のいつもの中山仁らしさが映画の弱点といえば弱点。

終盤の畳み掛けと、おっばいをまさぐりたがる息子に対する司葉子の対応(台詞のみで姿は映さず)に静かにギョッとする。

初DVD化とのことだが、フィルムの状態が今ひとつなのが残念。
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