いや〜これは大好きだ……。
娘殺されて怒る姿は
リーアム・ニーソンよりもスマートに狂ってるメル・ギブソン。最高でした。
とにかくメルギブが可哀想なんだ……。
最初はそれこそニーソン映画ばりに、「96時間」ばりに、もう復讐心で銃を片手に大暴れ!って感じかと思ったら、わりと冷静で、着実に捜査を進め、ジリジリと真相に近づいて行くんですなぁ〜。
そっちの方が怖いよ!
と、思っていると、娘の幻覚が見えて仕方がないメルギブは、もう精神が崩壊しきってるんですよ。
むちゃくちゃ怖いよこの人!!
と、いいつつも、映画全体のトーンはすごく真面目で、ドンパチだって本当に少ししかない。
この見せ場の少なさや、全体の雰囲気的にも、やっぽ70年代クライムサスペンス風といいますかね〜。
もうクライマックスなんて西部劇か!ってね。
本当こういうの僕好みですよ。
ゴア表現もかなりショッキングで、車に撥ねられるシーンとかはもうテンポも相まって、口ポカーンってなってしまいましたよ。本当ショッキング。
すごく地に足ついた映画であるからこそ、やっぱラストのささやかな現実からの乖離は泣けちゃいますなぁ〜。
いい映画でした!脚本がいい系の映画!