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エデンの東のkazu1961のレビュー・感想・評価

エデンの東(1954年製作の映画)
4.4
「エデンの東」
原題「East of Eden」
1955/10/4公開 アメリカ作品 2018-090
再鑑賞

わたしの大好きな青春映画の一本です。若い頃からの憧れジェームズ・ディーンの見事なデビュー作品。
当時、名匠カザンが初めてドラマ表現にシネマスコープを見事に活用した事でも有名な作品です。
そして何よりよあるがままの自分を演じて、心に抱える葛藤ややるせない宿命に喘ぐ青春を本当に見事に表現したジェームズ・ディーンの素晴らしさに脱帽ですね。そこにL・ローゼンマンによる忘れらない主題曲が見事にマッチしています。
原作は言わずと知れた旧約聖書のカインとアベルを下敷きにしたスタインベックの長篇で、映画はその一部を元にしただけだが、小説のエッセンスが全て凝縮されていますね。
本作を含め「理由なき反抗」「ジャイアンツ」という作品を世に残し24歳の若さで交通事故により世を去った、ジェームズ・ディーン。若者の鬱屈や反抗を表現することでは彼の右に出る俳優はいないですよね。

旧約聖書のカインとアベルの物語を下敷きにしたジョン・スタインベックの同名小説を、「欲望という名の電車」「波止場」の名匠エリア・カザン監督が映画化した青春ドラマ。
主演は、映画初出演のジェームズ・ディーンで、この作品で名実ともに一躍スターの地位を不動のものとした。共演がジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイ、ジョー・ヴァン・フリート、リチャード・ダヴァロス、バール・アイヴス。原作の後半部分をポール・オズボーンが脚色した。音楽はレナード・ローゼンマン。第28回アカデミー賞で監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞にノミネートされて、ジョー・ヴァン・フリートがアカデミー助演女優賞を受賞した。また第13回ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)、第8回カンヌ国際映画祭劇映画賞も受賞している。
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