広島カップ

無頼の群の広島カップのレビュー・感想・評価

無頼の群(1958年製作の映画)
3.0
オープニング、山を超えてある町の入り口まで来た馬に跨った男。眉間にシワを寄せて渋く登場した謎めいたその男(グレゴリー・ペック)はその町でこれから行われる四人の男の首吊り処刑を見る為に来たという。
なんとなくイーストウッドが演りそうな役柄の本作のグレゴリーは終始苦しそうな表情で復讐の鬼を演じる。

正直なところ彼には似合わないなぁと思う。
グレゴリーには影が無いんですよね。人生において背負っている物があまり重そうに感じない。ペックには無頼というイメージが付けにくい。
ハンカチとティッシュと定期券くらいしか入っていなさそうなリュックを背負っているのに重そうな顔をしているのが、ちょっと...と思います。

西部の山岳風景が素晴らしかった。
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