ちゃんこなべ

軽蔑のちゃんこなべのレビュー・感想・評価

軽蔑(2011年製作の映画)
2.9
賭博に明け暮れ欲望のままに生きる男と、彼の生きざまに惹かれた踊り子が命を狙われながらも愛し合う姿を描くラブストーリー。

…らしい。
ヤフー映画に書いてあるあらすじを引用して、"…らしい"としたのは、あらすじを考えた時によく分からなかったからだ。カズは元々何の仕事をしている人だったのか、何故マチに惹かれたのか。駆け落ちするまでの2人の関係性はどういうものだったのか。

原作がある作品の映画化によくあることだが、少しばかり説明不足だったような気がする。

で、まあ正直言って、見てる最中は私は何を見てるんだろうってなるわけよ。この映画が描きたいのは、伝えたいのは何なのだろう。と。だってこれっぽっちも心が動かされないんだもん。

そもそもなんやけど、鈴木杏がお店で1番人気のポールダンサーって設定に無理がある。鈴木杏さんに何の罪もないんだけど、流石にキャストミスなんじゃないの、と思ってしまった。ベリーショートで男みたいな髪形なのもあって、全然綺麗とは思えなかった。カズが惚れこめば惚れこむほどにその違和感は膨らんでいった。

カズもカズで相当なクソ。頭も悪い。どうしようもない。見ててイライラした。いいところは美しい顔だけ。

で、こんなクソみたいな恋愛を純愛風に仕上げてるところが怖い。
えっ、これどんな感情で見ればいいのってなった。(でもちょっと泣いた。自分の情緒が分からん。)

まあ長々書いたんやけど、そんなことよりあたしが1番言いたいのは前戯なし即挿入は流石に童貞だよって話よ。非童貞でそれがデフォならちょっと軽蔑するよ。