パリ空港の人々の作品情報・感想・評価

「パリ空港の人々」に投稿された感想・評価

きゃほ

きゃほの感想・評価

4.4
まるで短編小説◎定点観察みたいな作品好きだな〜
えみ

えみの感想・評価

3.5
コメディかと勝手に思ってたけどシリアスだった。冒頭笑っちゃったけど。
紫煙

紫煙の感想・評価

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『君を想って海をゆく』『灯台守の恋』を観て、その独特の視点に惹かれたフィリップ・リオレ作品。

この映画もまた上の2作品同様に、存在することと、失われることの狭間を描いている。在と非在に対するこの感覚は、やはりこの監督もフランス人なんだと思った。

『君を想って海をゆく』のレビューで、「この監督にとっての"存在"とは、去っていくことである。"喪失"とは、やってくることである」と書いてみたのだけれど、この映画もまた、同じ言葉の繰り返しになる。

1つの社会問題を人間の存在論にまで深め、こんなにもナイーブに描く。なんという静謐な感覚…

大声や大きな足音ひとつで、見過ごされてしまうくらいに。
フランスの映画は少し苦手にしていたけど、この映画はとってもあったかい気持ちにさせてくれました。
ci

ciの感想・評価

4.2
ターミナルの元ネタ映画。

やっぱり空港舞台の
映画は好きだな!♡

それぞれがいろんな事情で
空港から出れない話だけど
とても、ほっこりします◎

テーブルの上でパリの街並みを
再現するシーンからの本当に、
セーヌ河に行くシーンが好き

奥さんの最後のオチ
面白すぎて笑った。
原題は Tombés du ciel で「空から落ちた人々」🛩
トランジットとは、「一時寄港」を意味する。審査を受けて出国し、次の国に審査を受けて入国するまでがトランジットゾーン。(だから飛行機の中も含まれる)言わば無国籍地帯である。出国・入国するためには、自分の身分を証明するもの、すなわちパスポートがなければならない。

図像学者アルチュロは、パスポートを盗まれたために身分証明ができずフランスに入国することができなくなってしまう。年末のため確認がなかなか取れず、空港内で過ごすはめになる。しかしそこには様々な理由で空港に足留めされたままの人々が(住んで)いた……彼らは奇妙な共同生活を営み、そこには一定の秩序と落ち着きさえあった。最初は一刻も早くこの状況から逃れたいと思っていたアルチュロだが、彼らと話していくうちに心を通わせるようになっていく。

この空港内に住む人々がとても不思議。中にはすでに死語とされている言語を話すエチオピアの男がいたりする。そして彼らはもはや自分の状況を変えることはあきらめているようで、だからなのか彼らはおとぎ話の世界に住んでいるようにも見えた。
とはいえ大晦日のパリで望郷の思いにかられる彼らには胸が詰まった。

ジャン・ロシュフォールが味わい深くてすごく良かった。すてきだった。

自分の存在証明とは何だろう?国籍とは何だろう?
最後にゾラが一歩を踏み出したことで他の住人にも影響があるだろうか?
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