スザンナケイセンの自伝を映画化。
自殺願望があり境界性パーソナリティー障害と診断され精神科病院に入る事になったスザンナと同じくそこに入院している少女たちの話。
スザンナを演じたウィノナライダーは当時28歳だったみたいだけど10代に見えるくらい若々しい。
ただやっぱりこの作品のアンジェリーナジョリーは凄かった。リサという人を本当に見た気がしました。
「私は異常だった?あるいは世界が異常なのか…」
60年代から70年代へと変わりゆく混沌とした世の中で、もしかしたら周りに作り上げられた「精神疾患の子ども」も多く存在した時代だったのかもしれない。
「このまま病院にいるか、でるか」
「私は正常か、異常か」
「何が弱点か、それは弱点か」
そして、自由と自分勝手の違いとは。
そんな色んなボーダーラインのそっちとこっち、
捉え方次第でどっちにもなるかもしれないけどそれが難しい。思春期真っ只中な彼女たちの不安定さや危うさがとてもよく伝わってきました。
どうしても笑顔でいれない時や、
うまくやれなくて辛くなる時ってきっと誰にでもある事だと思います。
気持ちの揺れ幅は人によって違うよね(^^)
自分を受け入れてあげられない時、また観たいです。