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17歳のカルテのwhitelilyのレビュー・感想・評価

17歳のカルテ(1999年製作の映画)
3.4
なぜ大人が望むいい子でいなくちゃいけないのだろう?
なぜありのままの自分でいることがいけないのだろう?
初めてこの映画を見たのはまさに17歳だった、タイトルに惹かれて。その時は理不尽さが勝ってしまい身勝手な大人たちの言い分に腹が立って仕方なかった記憶があるけれど…。
歳重ねた今改めてみると理不尽な大人たちよりも、そんな境遇のなかで自分は何者かを必死で模索する彼女たちが生き生きと感じられる。まるで夢のように死の妄想に取り憑かれた少女サマンサが施設のなかで自分を取り戻していく姿はちょうど思春期の一番難しい時期と重なって共感できる部分もあったな。破天荒で危なっかしいリサの存在は大きなスパイスになっていると思う。だからいなくなってしまうとどこか寂しい…。言いたいこともハッキリ言う、やりたいことは実行に移す、リサは檻の中でもがきながら何度も飛び立とうとする鳥のよう。
絶望しながら、それでも生きなければならない。
生きるって本当に大変なこと。でもそれを楽しむコツさえ掴めば人生はおもしろいもの。
彼女たちの友情も一生消えることはない。

ドロシーの名言も、つい聞き入ってしまった(*^^*)