カモメ

17歳のカルテのカモメのレビュー・感想・評価

17歳のカルテ(1999年製作の映画)
4.0
スザンナ・ケイセンによる自伝を実写化した精神病院が舞台の青春映画。
とても『カッコーの巣の上で』に似ている作品だと思いました。
抑圧的な精神病院と反抗的な患者というのはモチーフとして描きやすいのかも。
しかしこちらはノンフィクションというのが注目ポイント。
(wikiを見たところ、結構比較されることが多い作品みたいですね)

○ある日、自殺未遂を起して精神科病院に入院させられたスザンナ。最初は病院生活に馴染めず、病院を牛耳っているリーダー格のリサにも目を付けられて入院生活は絶望かに思えた。しかし、看護師の高圧的な態度や患者達に自由を与えない決まりごとの数々に反抗するリサにカリスマ性を見出し、スザンナは次第に惹かれるようになる。

なんと言っても、リサを演じるアンジェリーナ・ジョリーの狂人演技が凄い。映画だからのんびり見れるけれど、いざ目の前にしたら恐怖で固まってしまいそうなあの目つき。最高でした。

スザンナはヤンキーに惚れる女子のようにリサに惹かれたは良いけれど、実際は虚勢を張って狭い病院内でしか威張り散らすことの出来ない小さな人間であるリサを見限ったんだと感じました。なんと強かな。
しかし、その強さが、リサも私と同じ弱い人間なんだと同調するより、私はこんなところにいるような人とは違うんだと奮起できたんだと思います。とっても面白かった!!