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17歳のカルテのkazu1961のレビュー・感想・評価

17歳のカルテ(1999年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「17歳のカルテ」
Original Title :「Girl, Interrupted」
▪️First Release Year:1999
▪️JP Release Date :2000/09/02
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards :
第72回アカデミー賞 助演女優賞
▪️Appreciation Record :2020-450 再鑑賞
🕰Running Time:127分
▪️My Review
“ボーダーライン”。。。正常と異常、大人と子供、外の世界と内の世界。
精神科病院舞台として少女が大人へと成長していく過程を見事に描いた青春ドラマです。
本作は、1994年に出版されたスザンナ・ケイセンによる自伝を映画化。精神科病院で過ごす少女が自らの心の闇に向き合う姿を描いています。自殺未遂を図り精神科病院に入院した少女を主人公に、患者たちの心の闇や息遣いを切り取った青春ドラマです。
自らも境界性パーソナリティ障害で精神科入院歴のあるウィノナ・ライダーが、精神病棟を患者の視点で赤裸々に描いた原作に惚れ込んで自ら映画化権を買い取り、制作総指揮と主演をを買って出た作品です。作品のテーマに於いて『カッコーの巣の上で』と比較される事が多い作品ですね。
見どころは、ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリーを始め、ブリタニー・マーフィやクレア・デュヴァルなどの当時の若手演技派女優の競演ですね。ウィノナ・ライダーは自ら映画化権を買い取って主演に臨みましたが、本作では、当時新人であったアンジェリーナ・ジョリーの方がそのエキセントリックな役柄から注目され、アカデミー助演女優賞まで受賞しました。新人とは思えない迫力の演技は素晴らしいですね。
思春期の葛藤を題材にした映画は多くありますが、中でも本作は群を抜いて迫力があります。ボーダーラインを超えることができるかは、自分自身の意志と行動でしかないことがメッセージとして伝わってきます。

物語は。。。
1967年、17歳のスザンナは日々の生活の中に目的が見い出せずにイライラしていました。ある日、彼女はアスピリンとアルコールを大量に摂取し、病院にかつぎこまれます。彼女は自分の心を自分自身でコントロールできなくなる“ボーダーライン・ディスオーダー(境界性人格障害)”と診断されてしまいます。こうして治療を受けることになったスザンナを支えたのは、自分の居場所を探し求める少女リサの存在でした。。。

▪️Overview
17歳のスザンナはアスピリンを大量に飲んで自殺を図り、親の勧めで精神科に入院する。医師の診断は“境界性人格障害”。情緒不安定で著しい衝動性を持つ精神病だった。同じ病棟の患者は、顔に火傷の痕があるポリー、虚言症のジョージーナ、大食症のデイジー、そしてリサ。常に監視され管理される入院生活の中で絶望感を感じていたスザンナは、病棟のリーダー格であるエキセントリックなリサに惹かれ次第に仲良くなっていく。アンジェリーナ・ジョリーは本作で第72回アカデミー助演女優賞を受賞。(引用:映画. com)

出演は、ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、クレア・デュヴァルらブリタニー・マーフィ、エリザベス・モス、ジャレッド・レト、ジェフリー・タンバー!ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ウーピー・ゴールドバーグ。
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