kuzira

グラン・トリノのkuziraのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.0
その手の中にどれほどの死があるのだろう、その胸の中にどれほどの生があるのだろう
そのグッと握られた指が解けた時に何があるのだろう

背負って生きてきた証を見て僕たちは何かを背負うべきなのかもしれない


上質でした、
あんなに頑固なおじいちゃんなのにその人生に気品が溢れていた
あんなに掴み所のないおじいちゃんなのに人間としての愛情に溢れていた


グラン・トリノがもし人間として存在するならコワルスキーみたいな人なんだろうな
ずっと一貫した静かな重厚感を感じた
kuzira

kuzira