ゴロフキン

グラン・トリノのゴロフキンのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
5.0
名作だとは聞いてたけどこれほどとは。ミリオンダラーベイビーも相当良かったけど、これは軽々と超えてきました!文句なし5点。
無愛想で偏屈で気難しく有色人種への偏見が強烈、口はとことん悪く、身内からも若干愛想をつかされてる孤独な老人。この設定だけでドストライクに惹きつけられました。もちろんただの面倒な爺さんなわけでなく、正義感や面倒見の良さもあるわけでとにかくかっこいい。隣に引っ越してきたアジア系家族の将来を守るため、ラストである行動に出るがその方法も潔く良すぎて号泣ですこれ。あの報復パターンは自分には新鮮でした。
脇役の神父も第一印象とは違っていい味出してるしイタリア系移民の床屋も良かった。脇役までぬかりなしのキャラ設定でどこにも文句つけられません。(胸に『家族』って間抜けな刺青入れてたチンピラは除く)

追記/チンピラの刺青、後でよく見たら『家族』じゃなくて『家庭』だったよw
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