KZY

グラン・トリノのKZYのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.1
「最後まで人を苦しめるのは命じられてしたことではない。」
「お前の人生はこれからだ。でも俺は違う。俺が決着をつける。」

退役軍人のウォルトは気難しい性格で、妻を失ってからは毎日庭でビールを飲みタバコを吸うだけの生活をしていた。ある日、隣の家に引っ越してきたアジア系民族のタオをギャングから救ったことで、彼の生活に変化が訪れる。

偏屈で気難しく、人との付き合いも得意ではなかったウォルトが、死を覚悟した時の最後の懺悔は、「二人の息子とは上手く付き合えなかった」こと。

息子たちとの関わり方がよく分からず、最愛の妻さえも失った孤独なウォルトの元に現れた男、タオは、ウォルトと交流していく中で、彼の本当の息子のような存在になれたんやと思う。

タオの家族を救うためにとったウォルトの行動は、真の男やった。
彼のあの偏屈さすらも輝いて見えるほどの、名誉ある散り方やった。