Tommy

グラン・トリノのTommyのネタバレレビュー・内容・結末

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

<出演>
クリント・イーストウッド
<監督>
クリント・イーストウッド
<あらすじ>
舞台は東洋人の街となったデトロイト。
元軍人で朝鮮戦争に従軍経験のある、フォードの元組立工ウォルト・コワルスキーが妻を亡くし1人で住んでいた。
典型的な古臭いアメリカ人である、コワルスキーは息子家族との関係もうまくいかず、孤独に生活していた。
モン族のチンピラとの諍いを機に、隣に住むモン族の一家姉のスー、弟のタオと交流を深めていく。
同族のチンピラに危害を加えられているタオとスー。チンピラが街にいる限り、彼らに平穏な生活はないと考えたコワルスキーは、チンピラが自分を撃ち殺すよう仕向け、命と引き換えに彼らを長期刑に処す。
<感想>
静か、それでいて熱い映画。
ビールとタバコ、庭の手入れを愛し、頑固な古臭いアメリカ人であるウォルト。
近代的な思考、今風のラフなファッションに身を包む息子家族。母国でないアメリカでも伝統を重んじ生活するモン族のタオ一家。白人を馬鹿にするチンピラ黒人。チンピラ黒人に媚びへつらう白人の青年。
様々な人種、世代、思考の人が描かれ、その中で古典的なアメリカ的生き方を貫くウォルト。
様々な人たちが描かれているからこそ、一本芯の通ったウォルトの格好良さが引き立つ。
<台詞>
『これが守れるなら、グラントリノはお前のものだ。』
“If you can refrain from doing any of that... it’s yours.”
Tommy

Tommy