エージェント竹

グラン・トリノのエージェント竹のレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.2
クリントイーストウッドは「運び屋」が最高すぎたので他の作品も観ようと思って、けど観てなかった作品がこれ。
なぜすぐ観なかったのか、やっぱこの人のカッコよさえぐいわ。

散髪屋のイタリア人との会話がおもろすぎる。これが男同士の会話らしい。
「元気か?イカれイタ公」
「お前が来るまでは最高だったよ」
「なんだ。目が悪い客の釣り銭でも誤魔化してたのか?」
最高。

ほんま偏屈すぎるけど、自分が信じれる人をきちんと目で見極めてるのはすごい。
飼い犬、隣人のモン一家、神父、散髪屋の店主、バーでの飲み友達。これ以外の人には一切心を開かない(親族にも)って中々できんわ。

奥さんのことを「世界で1番の女性」っていうのはめっちゃかっこよかった。

あとラストシーン。タオの人生を台無しにしたくない。でもあの事件を見過ごすことはできない。
「いいか、冷静になれ!作戦は慎重に丁寧に練ろ」
その結果最善の策がああだったのか。
ほんとに、悔いのない人生だっただろうなと最後感動した。

素晴らしい作品だわ